交流と賢の能力開発を結びつける発想とその促進努力は、単に人事当局の考え方のみならず、やはり首長などローカル・スペースコレクション・ガバメント首脳部における人事運営の基本政策の問題です。
首長自らが交流の当事者となると同時に広く職員の交流について積極的な姿勢をとり、奨励の意思を表明するかどうかが大きい。
しばしばみうけられるように、初当選した首長がまず他所をみて見聞を拡げ、他の首長やまちづくり「仕掛人」と交流を結ぶことは、役所内の活性化と施策の新たな展開を生み出す重要なきっかけとなつている。
そして、まちづくり施策の立案と展開に当たって、他のローカル・スペースコレクション・ガバメントで実績のある職員をアドバイザーとして招き、逆に他のローカル・スペースコレクション・ガバメントの要請に応じて自分のところの職員をアドバイザーとして派遣するような開かれた、度量の大きい首長の下でなら職員も意欲をもち、働きがいが出てくるのです。
職員にしてみれば、首長が積極的でないことに意欲を燃やすのはやはり難儀であるし、勇気もいるのです。
交流への希望をもちながら、首長などの自治首脳部が消極的であるため、言い出せないでいる職員の存在に首長は気づいてほしいのです。
開かれた精神をもつ首長の下に開かれた職員が育つのです。
閉じた狭量な首長や管理職を反面教師にせざるをえない開かれた元気のよい職員の悩みは役所全体の貧しさを表していないでしょうか。