やや抽象的で理屈っぽい以上の文章は、直接には文化行政にかかわるローカル・スペースコレクション・ガバメント職員のあり方を考えたものです。
どうも、ここでは、自治行政と住民の関係は、行政の文化化が必要ですが、住民も自立性が大切であるといったきれい事で終っています。
いまにして思えば立論にいまひとつ説得力を欠いているように思えますね。
20年以上も前ですから、行政の文化化という視点はそれなりに新鮮さをもっていたといえます。
また、この視点が依然として自治行政のあり方を考える上で重要性を失っていないといえるでしょう。
しかし、もう少し行政と住民の関係について踏みこんだ議論ができないものでしょう。
自治行政について次のようにいい切ってみたいと思います。
1.住民を一方的に楽にさせる行政はよくない自治行政である。
2.住民の参加に消極的な自治行政は質の低い行政である。
この1と2は、コインの裏表のような関係にあり、必ずしも独立させて論じなくてもいいでしょう。
しかしここでは説明の便宜上、一応区別しておくことにします。
また、この2つの命題を論じることは、とりもなおさず住民のあり方を論じることになるでしょう。