« 2011年02月 | メイン | 2011年04月 »

2011年03月 アーカイブ

a000248

理想のヒロイン

理想のヒロインは、ぶどう酒をのむとき、喉の中を通って行くところがみえるほど、自くて透きとおった皮膚をもっていなければならなかった。


ブロンドの女性は、つねに最高とされていましたが、髪を染めること、ムダ毛を脱毛することは、たいして問題にはならなかったそうです。


というのは、この時代には、形の毛をみせているのは、未婚の若い娘だけで、結婚したあとでは、ほとんどいつも、ヴェールの下にかくしていたからです。


13世紀の詩人ジャン・ド・マンは、有名な『ばら物語』のなかで、おさげの髪や巻いた髪を大きくみせるために、かもじを使うことをすすめています。


こうしたかもじを使うことは、教会によってきびしく禁じられていました。


そういう、死人の髪を、からだにつけるのは下品だというのです。


顔は自然のままにされていました。

a000249

優雅な婦人たち

13世紀の優雅な婦人たちは、お化粧やスキンケア、脱毛をするといっても、サフランを顔につけるだけだったのです。


ただし、香水を使うことだけは、ふだん豊かな階級のお洒落な女たちの問に、かなりひろまっていたものとおもわれます。


豊かな階級というわけは、香料はぜいたく品だったからです。


十字軍時代には、じや香と竜ぜん香、14世紀にはラヴェンダとすみれの香料でした。


香料の販売のためのとくべつな同箔組合というものは、なかった。


おしろいだの、ねり香油だの、香水などを売っていたのは、フィリップ・オーギュストの時代の1190年に結成された、手袋。


香料屋たちの組合でした。


この商売が大きくなってきて、商人たちの問で論議がまき起ったのは、やっと16世紀になってからのことです。

2011年03月にブログ「美容学」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2011年02月です。

次のアーカイブは2011年04月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り