13世紀の優雅な婦人たちは、お化粧やスキンケア、脱毛をするといっても、サフランを顔につけるだけだったのです。
ただし、香水を使うことだけは、ふだん豊かな階級のお洒落な女たちの問に、かなりひろまっていたものとおもわれます。
豊かな階級というわけは、香料はぜいたく品だったからです。
十字軍時代には、じや香と竜ぜん香、14世紀にはラヴェンダとすみれの香料でした。
香料の販売のためのとくべつな同箔組合というものは、なかった。
おしろいだの、ねり香油だの、香水などを売っていたのは、フィリップ・オーギュストの時代の1190年に結成された、手袋。
香料屋たちの組合でした。
この商売が大きくなってきて、商人たちの問で論議がまき起ったのは、やっと16世紀になってからのことです。