14世紀の終りから15世紀のはじめにかけて、たぶん、イタリヤの影響だろうが、衣服の型が変ります。
若い女除たちは、ほっそりした身体にひどく小さな頭というスタイルをするようになるが、色の白いことは、あいかわらず大切だった。
顔の形は、三角形で額が広い方がよいとされ、そう見せるためには、額の毛をむしったり、眉毛を脱毛したりもしたのです。
額の白さをきわだたせるためには、キッスカールの巻毛を垂らしました。
そのかわりにほそい黒いビロードのリボンをたらすことも、とくにブルゴーニュ地方や、ネーデルランドでは盛んでした。
香水やねり香水が、ふたたびお化粧のうえで大きな役割をはたしはじめたのは、たぶん、この時代からでしょう。
それは、ローマの伝統を保っていた、イタリヤの影響によるものです。
いずれにせよ、長い年月のあいだ光を失っていた美容は、こうして、やっと15世紀の終りになって、ふたたびその重要性をとりもどしはじめるのです。