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2011年05月 アーカイブ

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人間のからだの新しい魅力

ルネッサンスということばは、多くの人々にとって、ギリシャ、ローマを、そして、その文学と、人間主義への復帰を意味しています。


けれども、それにもう一つつけくわえて、地上の生活への愛のルネッサンス、ということができるでしょう。


現世は、もはや暗い涙ものではありません。


芸術における裸体の復活、官能性の昂揚もまた、そうです。


その証拠に、イタリヤ絵画は、スキンケアと脱毛がされた豊満な肉体を惜しげもなくみせ、そればかりではない16世紀フランスの女流詩人マリー"ルイズ・ラベの詩だとか、ルクレチア・ボルジアらの、世にうわさのたかい貴婦人たちの公然のあだっぽい生活だとかは、みなその証拠です。


女性の威信と、社会的地位とは、あきらかに高くなっていました。


誰もがすぐにおもいうかべるほどの例だけをあげるにしても、フランス文芸復興の保護者ナヴァールの女王マルグリット、アンリニ世の宮廷で大きな勢力をふるった、ディアヌ・ド・ボアチエ、おもうままに権力をふるった皇太后カトリーヌ・ド・メディシスだの、そして英国のエリベザス女王だのといった女性たちは、それぞれ重要な役割をはたしているのです。

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社会の新しい階層

地理学上の大発見のけっか、ヨーロッパの帝場には、それまでまだまだ知られていなかったスキンケア、脱毛商品が、輸入されるようになってくる。


しかし、そういった大発見の、とくに大きな結果は、社会の新しい階層。


なかでも市民階級が急逮に金持になっていったことです。


このことは、かれらがしめした、享楽とぜいたくへの欲望によって表明される。


かれらが、じぶんの生活を芸術的にすること、からだを美しくすること、あらゆる方法で老衰とたたかうこと、それらはみな、おなじ一つのことなのです。


男性もまた女性のように、そういう心酎をしたけれども、こうした異教的精神、こうした生活の美と肉体の美とをもとめる情熱からは、けっして、不安と狂暴性がなくなってしまったわけではなかった。


合理主義が発達した片方では、あいかわらず、ある種の美容品の魔術的な権威にたいして、迷信的な信仰がつづけられていました。


そういった信仰は、このルネッサンスの最初の世紀においては、中世とおなじように強かったのです。

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